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2009年07月19日

セクハラ・パワハラ事例集…「派遣酷書」発表

こんにちは、平良です。


読売新聞(7月17日版)より


 日本労働弁護団は17日、派遣社員から寄せられた労働相談や
職場でのトラブルなど71件の事例をまとめた「派遣労働酷書」を
発表した。

 不況を理由にした解雇や派遣先での嫌がらせ、差別など派遣
労働の厳しい状況が浮き彫りになっている。

 71件の中で最も多いのが、「派遣切り」や「雇い止め」といった
不安定雇用で37件を占めた。このうち、リゾート開発会社に派遣
されていた男性は3か月ごとの契約で9年間も勤務したのに、昨年
末、「不況で会社が大変」という理由だけで雇い止めに遭っていた。
昨年12月に「仕事が減った」という理由で解雇され、「今年1月に
生まれた子供と妻を、どうやって養っていけばよいのか」と途方に
暮れる大型トレーラーの運転手からの訴えもあった。

 派遣先の社員からセクハラやパワハラを受けたケースは8件で、
派遣先の部長から宴席でキスをされたり、業務中に抱きつかれたり
したが、誘いを断った途端に契約を打ち切られたという女性もいた。
このほか、休日がないといった待遇差別などの事例も記載されて
いる。

 同弁護団の棗一郎弁護士は「派遣社員は弱い立場に立たされて
いるのに、派遣会社、派遣先ともに雇用責任を果たしているとは
言えない。このような実態を踏まえ、労働者派遣法の改正論議を
してほしい」と話している。

 酷書は、希望者に1冊100円で販売する。問い合わせは
同弁護団(03・3251・5363)。


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 派遣労働者に対する扱いの実態がわかる書籍?ができたようです。

 派遣労働者の扱いにも、労働トラブルのすべてが凝縮されている
 のでしょうか?

 労働弁護団から販売されるほど事例が多く、問題も深刻だという
 ことのようです。


 働く形態がどうであれ、労働者を不当に扱うことは許されません。
 やっていいことと、悪いことの区別がつくようになってほしいものです。

 労働問題は当事者同士だけではなく、会社の使用者責任などが
 問われることも多いのです。


 会社内でトラブルが起きた場合の対処、またはトラブルを起こさない
 ための予防策についてのお問い合わせは、平良総合事務所まで。
   http://www.taira2008.com/

 労働契約書、労働条件その他のご相談も受けています。



Posted by mtaira at 15:31│Comments(0)
 
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