てぃーだブログ › 沖縄発! 士業&カウンセラー・平良のBLOG › 失業「予備軍」過去最多の607万人に

2009年07月27日

失業「予備軍」過去最多の607万人に

こんにちは、平良です。


読売新聞(7月24日版)より

 日本企業が実際の生産に見合った水準を超えて抱えている「過剰
雇用者」の数が2009年1~3月期に過去最多の607万人に達した
との政府推計が24日、明らかになった。

 林経済財政相が同日の閣議に提出した09年度年次経済財政報告
(経済財政白書)で示された。企業業績がさらに悪化すれば失業しか
ねない「失業予備軍」とみることもでき、日本経済の足を引っ張る懸念
がある。

 白書によると、過剰雇用者数は、金融機関の大型破綻(はたん)が
相次いだ後の1999年1~3月期(359万人)をピークに減少傾向に
あったが、昨秋以降の急激な景気後退に伴う生産縮小で、最近に
なって急増した。

 各企業は、大量の非正規雇用者との契約を打ち切るなど対応を急い
だが、正規雇用者の解雇に踏み出す事例は少ない。生産水準を大幅に
上回る労働力を抱え込まざるを得ない状態だ。

 白書では、こうした雇用調整圧力に加え、日本経済の需要不足が
年間45兆円に上り、「09年以降の基調的物価を大きく下落させる恐れ
がある」として、デフレ深刻化への懸念を示した。

 副題を「危機の克服と持続的回復への展望」とした今回の白書は、
08年9月の「リーマン・ショック」をはさんだ景気後退局面について、「
速さ」と「深さ」がこれまでにないレベルで進み、「長さ」も過去の平均
程度に達したと分析。現在は持ち直しの動きが見られるものの、生産
水準の低さやデフレ懸念に加えて海外経済の先行き不透明感が下ぶれ
リスクだとしている。

 雇用や社会保障制度に対する不安感が、家計行動に及ぼす影響にも
触れた。個人消費の主役となるはずの30~40歳代で貯蓄率が上昇
傾向にあり内需を下押ししている可能性を指摘した。

 昨年以降の4回の景気対策に対しては、公共投資を上向かせ、企業
倒産や失業の急増を緩和していると評価した。同時に「財政収支は急速
な悪化を示しつつあり、十分注意を払う必要がある」と懸念を示した。

 また、日本銀行による社債の買い切りなど企業の資金繰り支援策に
ついては、「状況によっては拡充が必要となる」とし、追加的な対応の
必要性も示唆した。

 若年から中年の現役世代の所得格差を是正するために、減税と給付
金の支給を組み合わせて低所得世帯を支援する「給付付き税額控除」の
導入も提言している。


//////////////////////////////////////////////////


 過剰雇用者が全国で607万人もいるのですか?と驚く位の数字ですね。
 昔あった、窓際族とは意味合いが違います。

 企業もそう簡単に解雇できないことは、よくわかりますが、それだけの
 人数かかえていて、業績に影響しないかと心配になります。
 会社が倒産してしまうと、皆が路頭に迷います。

 景気対策もあまり効果がなかったのでしょうか?
 給付金が消費に回らず、貯蓄に回ったようですが...


 不況と言われる中でも、業績が良く元気な企業もあります。そんな
 企業を参考にして、業績UPにつなげたいところです。

 雇用対策も新しいアイデアが欲しいところです。


 今のような時期、解雇や退職の問題が多くなっています。事前の
 対応策や問題が起きた場合のお問い合わせは、平良総合事務所まで。
    http://www.taira2008.com/



Posted by mtaira at 15:08│Comments(0)
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。