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2009年09月07日

<明治安田生命>女性外交員6人 パワハラで集団提訴へ

こんにちは、平良です。


毎日新聞(9月6日版)より

 生命保険大手「明治安田生命」(本社・東京都)の大阪市内の
営業所に勤めていた保険外交員の女性6人が近く、男性所長(
当時)のパワーハラスメント(パワハラ、地位を利用した嫌がらせ)
によって体調を崩したり会社を辞めざるを得なくなったとして、
明治安田生命と所長を相手取り慰謝料など計3850万円の損害
賠償を求める集団訴訟を大阪地裁に起こす。

 訴状によると、原告6人は06年当時、明治安田生命今里営業
所(大阪市東成区)で保険外交員として勤務。同年4月に就任した
男性所長が▽気に入らない外交員を「そんな態度だから契約が
取れんのや」などと怒鳴る▽お気に入りの外交員にだけ便宜を図る
などの差別▽書類管理ミスなどの名目で私的に罰金徴収--の
パワハラを繰り返したと主張。その結果、体調を崩すなどして、
退職する外交員が相次いだという。

 原告の一人(50)がパワハラとして07年3月、本社コンプライ
アンス部門に内部通報。しかし本社は対応しなかっただけでなく
女性に口止めを図り、さらに所長に通報者の存在を知らせた。
職場で「犯人捜し」が始まったため、女性は自らが通報者であること
を告白。そのため原告は他の営業所員や同僚から約2時間「死ね」
「営業所のがん」「早く辞めろ」とつるし上げられた。頭痛や不眠など
の症状で体調を崩し、適応障害と診断され、現在も休職中。大阪
中央労働基準監督署から08年11月に労働災害として認定されている。

 他の原告5人も体調を崩すなど、退職せざるを得なくなった。中には
現在も働くことができず、生活保護を受けている原告もいる。

 原告の一人は「会社はパワハラを認め、しっかり謝罪してほしい」と
訴えている。

 保険外交員は営業ノルマが厳しいうえ営業所長の裁量が大きいため、
パワハラが横行しているとされる。パワハラは「言葉の暴力」が多いため
証拠が残りにくく、表面化しにくい。しかし集団訴訟で証拠能力が高まり、
パワハラの認定が受けやすくなるという。明治安田生命広報部は「まだ
(提訴の)事実関係を確認できていないのでコメントできない」としている。
【日野行介】


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 今回の件、パワハラだけでなく、同僚からの嫌がらせもありますね。

 さらに、パワハラの事実に対処することもせず、口止めや通報者の
 存在を明らかにしたことで、今後会社側の責任も問われることになる
 のは、間違いありません。

 集団訴訟によって、損害賠償の請求額が3850万円となっています。
 複数の方からの訴えとはいえ、高額化しています。


 このような状況にならないように、ハラスメントについての知識が必要
 です。何がハラスメントにあたるのか、認識しておきましょう。

 業種に関係なく、会社内での社員教育や研修で、ハラスメントを起こ
 さないようにする職場作りについて、説明をすべきでしょう。


 ※就業規則やその他の規定の見直しが必要かもしれません。


 ハラスメント、その他社内での問題の予防または対処についての
 お問い合わせは、平良総合事務所まで。
   http://www.taira2008.com/



Posted by mtaira at 11:00│Comments(0)
 
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